黄秋生の演技が素晴らしい!やっぱり香港映画が好き!~映画『淪落の人』

久しぶりに劇場で香港映画を観てきました。
2月から日本で上映されていた【淪落の人(淪落人/Still Human】。全国の映画館で上映する予定でしたがコロナの影響でどうなるのか・・・・?と心配していましたが、4月から上映を予定していた自宅近くの映画館でちょうど6月から上映していたので、今なら!と思って行ってきました。

映画「淪落の人」公式サイト
2020年2月1日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開!オリヴァー・チャン(陳小娟)が自ら脚本も書いた初監督作品。

昨年、香港でも話題となり、香港のアカデミー賞と言われる香港電影金像奨では監督のオリバー・チャンは最優秀新人監督賞を、名優アンソニー・ウォンは最優秀男優賞を受賞した作品です。

映画『淪落の人』予告編

【あらすじ】香港電影金像奨3部門制覇をはじめ、高評価を獲得した人間ドラマ。半身不随となって人生に絶望した中年男と、夢を諦めて介護の仕事に就いたフィリピン人の出稼ぎ少女の交流を温かく描く。半身不随の難役に挑んだ『インファナル・アフェア』シリーズでお馴染みの演技派アンソニー・ウォンはもちろん、新人クリセル・コンサンジの熱演にも注目。

パンフレット、買っちゃいましたよ!!ずっと観たかったのですがコロナで上映がどうなるかと思いました。上映予定が当初より変更になっていますが、順次やっています。
やっぱり素晴らしい俳優アンソニー・ウォン。事故で半身不随となり、人生をあきらめてしまった昌榮役を演じています。自分は諦めているくせに、人の夢は応援する。
広東語の話せない家政婦として昌榮の家にやってきたフィリピン人のエブリン。香港人家庭には家政婦がいる家が多いですが以前はフィリピン人がほとんどです。家政婦という仕事をしながらでも夢を持っているエブリン。夢を実現できるフィリピン人家政婦は100人に1人と言われているそうですがその1人にエブリンはなれるのか?

この昌榮とエブリンの思いやり合戦が本当にたまりません!!あまり書くとネタバレになりますので控えますが、本当にいい映画でした。
アンソニーが別のインタビューで「取り立てて派手な映像もアクションシーンも爆発シーンもない、普通のドラマだ」と話していましたが、このようなテーマの香港映画が私は好きです。
アクションやカンフー映画もいいけど、香港人の日常を描いた作品。多くの映画が大陸資本になりつつある今、恐らくですがこの作品は完全なるメイドイン香港の映画じゃないかなぁ?と思いました。
だからより一層、香港映画の良さがにじみ出ているような気がします。
アンソニーは脚本を読んで、この映画はノーギャラで出演を決めたとのこと。お金は要らないから演じさせて!そう思える作品ってすごいなーと思いました。

エブリンを演じているクリセル・コンサンジの演技も素晴らしかったし、昌榮のいつも気に掛ける友人の輝役は「メイドイン香港」に主演したサム・リーです!昌榮の妹役には懐かしいセシリア・イップ(近年は映画などの出演は控えめですね)。

日常の風景の香港の中で、半身不随の中年とフィリピン人家政婦の交流を描いた作品。是非是非、劇場で鑑賞していただきたいです。