植木等と60年代の香港にタイムスリップ!~日本映画『香港クレージー作戦』

1960年代の日本映画でいくつか当時の香港を舞台にしたものがあります。
その中でも、植木等さん率いるクレイジーキャッツ主演の「作戦シリーズ」は昭和の良き面影もあって、日本人なら楽しめる作品です。
このシリーズの3作目の【香港クレージー作戦】 は香港を舞台にした作品です。これは香港迷にはたまりませんよー。

<ああすじ>
駅前の呑兵衛横町が、香港の大企業によって立ち退きを迫られる。そこの常連・植田等は、彼らに代わって企業の社長・汪と交渉し、まんまと香港のビルに店を
持つことを了承させる。植田等に率いられた横町の面々は、香港にレストランを開業するが一向に儲からない。仕方なく、彼らは街頭広告に乗り出すが……。                       -allcinemaより引用

呑兵衛横町の店主たちが揃って香港で店を立ち上げるという、今ではありそうでない話ですよねー。そんなに簡単に(簡単ではないけど)海外にお店持たせてくれるなんて、汪社長は太っ腹です(笑)。
というか、そういう交渉をする植木等も頼もしいですよね。

この映画の面白いところはクレイジーキャッツの面白さはもちろん、やはり1960年代の香港の風景が楽しめるところですね。
以前、ウンチク話でご紹介した【社長洋行記】(森繁久弥主演)と【香港の夜】(宝田明主演)に次ぐ、1960年代の香港を満喫できる日本映画三部作のひとつです。

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あまりネタバレしたくないですが、香港で日本料理屋『菊花亭(きくはなてい)』を成功させようと、チンドン屋をやって大騒ぎしたり、香港での恋愛模様とか、クレイジーキャッツ節が炸裂して本当に楽しめる作品です。

この3部作に共通しているのですが、当時はまだ海外旅行なんて庶民が簡単にできるものじゃなくて、飛行機に乗るのに正装とかしてましたよね。そして航空会社のショルダーバッグを持ってるところも懐かしい!
何となく、このエアラインのショルダーバッグを見ると『兼高かおる世界の旅』 を連想してしまうのは私だけでしょうか?
兼高かおるさんはまだ飛行機旅行が当たり前じゃなかった時代、1959年から30年ほど紀行番組をされていた旅行ジャーナリストです。当時では
彼女の番組を見て海外に憧れを持った人も多かったのではないかと・・・私もその一人ですけどね。

尖沙咀のペニンシュラ前にはまだ信号なんてなくて、おまわりさんが手信号で交通整理をしていたり、カーフェリーがあったり、今は見れない風景がたくさんです。
あぁ、これは銅鑼灣かな?油麻地かな?想像しまくりです。
DVDレンタルされていることも多い作品なので、是非最寄のレンタルショップで探してみてくださいね。
民放やケーブルテレビでも年に1度くらい放映されているので、そのときは是非お知らせします!